伝統的家庭観について

 

わたしたちの家庭は、夫、妻だけの二人家庭ですが

日本の伝統的価値観に照らせば、それに準ずる

夫は外へ働きに行く、妻は家にいて家事をする

といった家庭観で日々、活動しています。

 

伝統的な、と書きましたが

わたしたちはお互い障がい者であり

なおかつ、妻は外に出て働くことより、家にいて

文学に於ける賞与によって自己実現を果たしたいといった要求、

尚且つ、妻の方がわたしより、きっと障害度が高い

といった理由から、伝統的な家庭観で暮らしている。

 

謂わば、消極的な理由から、共働きができないのです。

 

理由は妻だけではありません。わたしは清掃、ゴミ出しなど

小さな家事はできますが、食事を用意することはできません。

食事を提供しようとしても、一人暮らし時代にじぶんで作って食べていた

貧乏飯しか提供することができないのです。

 

そういった、わたしの消極的理由からも

妻に、食事作りを頼む以外にありません。

 

伝統的、とはつまり「古い価値観」のことですが

わが家は互いの消極的理由によって

共働き夫婦というものになることは、前提からして無理なんです。

 

そこを、政治家さん方は読み違えていて

勿論、女性の社会進出を応援しないわけではありませんが

消極的理由から、伝統的家庭観でやっていかなければならない

その家庭の財布事情を、もうちょっと考えて欲しいものです。

もちろん、お互い障害年金を頂いておりますが

昨今の物価上昇を考えると、心もとない金額になっています。

 

お役人さんが、あれやこれや計算して、ギリギリの額だと思いますが

もしも税金を他国にまわす余裕があるのならば

社会保障制度をしっかりとしていただきたい。

不満もあるようですが、生活保護になってしまえば

話はスッキリしてしまって、毎月の支払いにこんな困ることもないのです。

中流の下あたりか、下流か。

日々、ギリギリ踏ん張っている層が、一番辛い立場なように思えます。