ただ眠たいだけ(自由律俳句)

禁煙できなかった日のねむい目をこすり

 

幻聴に耳鳴り激しい書斎ではいつもそう

 

気楽にいこうこれで命はとられまい

 

妻が録音機に歌ふきこむ夜です

 

ストレートティー飲み今晩の眠りを念頭に置く

 

変わらない風景でさびしい

 

なにとなく考え事して忘れて、春

 

世事に疎くわらびが出たかも分からない

 

寒い夜を渋々歩む

 

眠たい、妻の歌聴いて眠ろう