罪の春(自由律俳句)

ぼうとする己励ます春の朝

 

不調の体にさくばん眠るに遅かった事

 

なにとなく物書いて地獄忘れようとする

 

ぼうとする日のなにとなく物書いて過ごす

 

どこかへと行きたい罪をはらしたい

 

ご免という言葉くりごと春の朝

 

ともかくも書斎片づけ動きだす

 

こつこつと部屋を正すや春の朝

 

薬飲んだか飲んだとおもう

 

何事もわたしのせいで罪の春