2024-06-13 自由律俳句、十句 炎天に青い帽子かな 水を代える、お地蔵さんの顔にこにこ なにとなく待っている雑草の月明かり 風の中を見つめてはあるく 日ざかりの庭に立って見上げる 眠れない夜の一人となって暑い 糸瓜のようにそれとない営み 夕立ちのさなか胡坐して何を待つでもなく こおろぎよ今宵は素麺である 思い出は森の中川の中