悩み深いわたしたち(自由律俳句)

ひたすら雨ふる悩み深いわたしたちに

 

横浜らーめん食べてやっと得たい安心を得た

 

南無阿弥陀仏南無山頭火雨ふる春に

 

せわしく片づけゆったり片づけ

 

意識すれば煙草喫っている雨ふる一人

 

午後はコンビニへ出る妻はフランクフルト買うらしい

 

咳きこんで涙ながして一人

 

どんな気持ちもして雨石を穿つまで書く

 

欲望を整える欲望が堤防を超えちまう

 

どんな気もして変わってゆく空