春の、さびしい天空

さびしさ天空の嵐の涙落ちる

 

さびしさ春の幽霊として朝に澄む

 

雨上がりの道とおくに雲ながれておる

 

朝ご飯にしよう冷蔵庫から出します

 

食べて落ち着いて薬を服す

 

妻の水洗いの音が聞こえて鳥、囀って

 

すぐ寒くなる部屋を暖房あたたかくする

 

雲はいいぞ流れ流れて帰ることなし

 

妻が来てわたしを抱きしめいろいろ言う

 

四百円が無いぞ妻よごめんな煙草代貸してくれ