冬薔薇、そこにとどまる

頭混乱しておるやっと起きて冷えた書斎

 

妻は元気に動きまわる午前七時となる

 

アイスコーヒー作って貰ってチョコなど食べつつ

 

インヴェガ服してやっと落ち着きパソコンに向かう

 

疲れているのをおしてマールボロ二本そっと喫って

 

冬薔薇ふわっと隣の庭にとどまる

 

雲なき今朝のいつもの山赤くみえる

 

橙がちょこちょこ実をつける肌さす寒さ

 

雲は皆流れてしまって南無阿弥陀仏

 

松風に黙して薄ら氷見つめている