わたしの月夜

妻よ頑なでそれで宜しい

 

やっと思考が整ったのに日が暮れて

 

なんべんも迷う冬の夜かな

 

寒さそのままにパスタ茹であがるを待つ

 

ひたしぶりに叩く固い木の戸かな

 

泣き言いっては丸い月

 

やっと落ち着けて春の草萌える

 

お酒は飲みますまい煙草はわからない

 

ただここに安心する事の幸福をいただきます

 

わたしの月夜