としの暮れの或る朝に

夢も夢も雑炊となる冬の今朝

 

年惜しむやっとこらえた一年でした

 

歳時記にマジックでわたしの名前が書いてある

 

竹馬を見ることなしにとしの暮れ

 

元気なし調子っぱずれのわたくし

 

妻が咳きこむ気にしておる

 

一切煙草を捨てて透明な気持ちでいた

 

風呂に入ろうか背骨から温まろうか

 

スーパーでおじさんが仕事しているとしの暮れ

 

純粋なまま大人になるのは変なのか