大寒の夜に澄む

煙草をやめた、幽霊をみたから

 

眠剤にてほろほろしつつペンを握る

 

やっと澄んでまだ財布の中にお金がある

 

突きつめて片づけた先で澄んでいた

 

やっと済みきり坊主頭にした

 

眠剤ほろほろよく眠ろうとする

 

明日は可燃ゴミの日と妻にしっかり教えてもらった

 

ひたすら毒を抜く大寒の夜である

 

投げ出したペンをとりペンを見つめる

 

欲情もない夜の軽くあり眠る