夕べの十句、通院日の夕べ(自由律俳句)

ニコチンガムに済ませてこの日を終えようと

 

バターカレーはじめて食べた春の夜

 

分け入っても分け入っても自分が無い

 

幻聴すっかり無くなって驚いている

 

山はこえたか幻覚おさまっている

 

これも持病の耳鳴りがつづく

 

明日からは薬たんとや仕方なし

 

医師が変わると、さびしさ襲う夜

 

変わらなければもうすぐ年度も改まる

 

ともかくも旅行に出ると決すべし