2023-12-12 冬の雨の日の夜 しとどに濡れて赤信号に止まっていた 妻が咳き込み心配だけれど声をかけない 捨てきれない夢の重さに日記書く 歌が好きな妻は朝から晩まで歌う 物を捨てきる、こころは捨てない 八時となり眠り薬とろうとする しんしんと冬の雨の日の夜 うたごころなくて心もとない句作である ショートホープ喫いたくて階段を上がる 日記書き終えてこの日を終えようとする